ジョジョの奇妙な元ネタ紹介～黄金の風編～ 第10回「ホワイト・アルバム」
「ジョジョの奇妙な元ネタ紹介」今回ご紹介するのは、第18～19話に登場した「ホワイト・アルバム」です。
「絶対零度ですべてを止める」冷気の能力であるこのスタンド名の元ネタは、ザ・ビートルズの『ホワイト・アルバム』。しかしこの名前……実は「通称」なのです。
The Beatles (White Album / Deluxe)
正確には、いわゆるセルフタイトルのアルバムなのですね（『ザ・ビートルズ』）。その真っ白なジャケットから、親しみを込めてこのように呼ばれているわけです。昨年は発売からちょうど50周年ということで、レアなデモトラックも収録した記念エディションが発売されました。
『ホワイト・アルバム』はコンセプト・アルバムの先駆けとも言われる名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド』の次に発表された、2枚組のアルバム。ライブ活動を止め、完全にレコーディング作品を作るモードにシフトしていた時期の作品で、メンバー間の関係性も変化し、解散へと向かっていった時期に重なります。2枚組30曲入りというボリュームも、そうした事情が関係しているとも言われますね。メインソングライターであった「レノン＆マッカートニー」（ジョン・レノンとポール・マッカートニー）以外のメンバー――ジョージ・ハリスンとリンゴ・スター――による楽曲も、これまでのアルバム以上に収録されています。
アルバムの中でも屈指の名曲である「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」も、ジョージ・ハリスン作曲の楽曲です。ギアッチョがミスタの弾丸を跳ね返す際に使用した技「ホワイト・アルバム ジェントリー・ウィープス」の元ネタはここからですね。ギターソロは、ジョージの親友であるエリック・クラプトンが演奏しており、その点からも必聴です。
そんなホワイト・アルバムを撃破し（ジョルノの名言、シビれました）、ついにヴェネツィアへとたどり着いたブチャラティ一行。シルエットと声のみのボスもついに登場しましたが、果たしてどのような邂逅となるのか……
今後の展開も引き続き要チェックです！
To Be Continued…
『ジョジョの奇妙な冒険』テレビアニメシリーズの楽曲を網羅！
